シゲは前の学校での、大事な大事な友達。
聡子ももちろんすっごく大事。
だけど、同じぐらいに私はシゲも大事に想っていた。

本気で、男女の友情ってあるんだって思ってた。


だから、動揺もそうだけど、ショックを受けたのも事実。

クラスメイトに告白された!とかなら、もう少し喜んでたと思う。
シゲは…違ってたから。

二人で遊んだ事だってある。
そんな雰囲気になった事なんて一度もない。

………これって、私が鈍いだけなのかな。

シゲ、いつから?


布団に横になった私は腕で顔を覆う。
どうしても、眉間に皺が寄る。

シゲの事を考えたら…今夜は眠れそうになかった。