「でも、それだけじゃないよね。
学校外でもモテるからさ」
「……」
け、けた違いだ。
転校する前の学校にだって、モテる子はいた。
だけど、モテてもファンクラブみたいなのがあったりはしなかったし。
こ、ここまで来ると芸能人か何かかって思うけど。
だけど、そうじゃない。
彼らは一般人。
……ていうか、究極の女たらし?
そう考えたらもう、彼等が酷く汚らわしく思える。
てか、汚い。ばっちい。
「愛の経験は?」
「へ?」
難しい顔をしていたに違いない私。
そんな私に有紗が唐突な質問をしたから、間の抜けた声で答えるしか出来なかった。
「だから、経験人数は?」
「け、けい、けい…」
「はは、愛うけるー」
ど、どこが?
さらっと言う有紗に私はどぎまぎするしかなく、それを由紀が笑った。
「私、私は…」
まさかこの状況で…私は“処女”だなんて言えるだろうか。
…否、言えるわけない。
学校外でもモテるからさ」
「……」
け、けた違いだ。
転校する前の学校にだって、モテる子はいた。
だけど、モテてもファンクラブみたいなのがあったりはしなかったし。
こ、ここまで来ると芸能人か何かかって思うけど。
だけど、そうじゃない。
彼らは一般人。
……ていうか、究極の女たらし?
そう考えたらもう、彼等が酷く汚らわしく思える。
てか、汚い。ばっちい。
「愛の経験は?」
「へ?」
難しい顔をしていたに違いない私。
そんな私に有紗が唐突な質問をしたから、間の抜けた声で答えるしか出来なかった。
「だから、経験人数は?」
「け、けい、けい…」
「はは、愛うけるー」
ど、どこが?
さらっと言う有紗に私はどぎまぎするしかなく、それを由紀が笑った。
「私、私は…」
まさかこの状況で…私は“処女”だなんて言えるだろうか。
…否、言えるわけない。



