LOVE School Life Ⅰ【完結】

「聡子、辞めとけ。
モテる男なんて、自分が辛いだけだぞ」

「ええ。だって、自慢出来るじゃん」

「自慢出来ても、浮気とかの心配毎日しなきゃならないんだぞ」

「ああ、それはあるかもね。
浮気かあ。嫌だなあ」

「うん、浮気の心配あるかもね」


そうやって、シゲに私も賛同した。

…だけど。
秋人を見てると、そうでもないかなって思っちゃったりもする私がいる。
実際、女遊びをぱたりと辞めてくれたし。
私は辞めてなんて事言ってないのに。

もちろん、現実には浮気する奴もたくさんいるし、それはモテるモテないに関係なく。


「じゃあ、どこ行こうか」


気付いたら、マックでかなりの時間を費やしていた私達。
ダメだね、仲良し三人組は話が尽きない。

それから、どことなくぶらぶらとしながら見つけたお店に入ったりして騒いでいた。


「あ、この雑誌」