LOVE School Life Ⅰ【完結】


一通り食べた後、シゲが飲み物を飲みながら私を見る。


「んで。雪村は何があったん?」


聡子も同じ事が聞きたかったのか、同じ様に私を見た。


…どこから話せばいいのだろうか。


「とりあえず、うちの学校にちゃらおーずって言うのがいてね」

「は。何それ。なんかのユニット?」

だよね。
その反応、正解です。シゲ。


「とにかく、モテる四人組。
まあ、確かに見た目はカッコいいかもだけど…。
脳内下ネタ炸裂野郎だな」

「あはは、脳内下ネタ炸裂野郎って」


いや、聡子。笑い事でなく、まじなんだ。
本気と書いてまじだよ、まじ。

私も冗談であって欲しいよ。



「そんでね、その四人に初日に絡まれて…」

「ええ!?」
「はあ!?」


聡子はキラキラした目をしてるけど、シゲは眉根を寄せている。
シゲ、基本的はミディアム黒髪ヘアーで、一見爽やかそうなんだけど、怒ると怖いんだよな。
それに、二重のぱっちりした目。
普段はいいけど、その奥に見える眼光が鋭くて。