翌朝、アラームの音で目覚めた私は起き上がると携帯を確認する。
案の定、結城からの返信。
【ラブ、わかった!あっきーに聞いておくよ♪】
それだけ確認すると、私は返信せず準備を始めた。
シフォン素材のワンピースに、薄手のパーカー。
それに、ぺったんこシューズ。
髪の毛はゆる~く巻くだけ。
それにワックスをもみ込んだ。
メイクも普段から濃いわけじゃないから、10分とぜず終わる。
それから私は鏡の前で一息ついた。
よし。出来た!
それじゃ、行こうかな。
待ち合わせ場所に無事到着した私は、シゲと聡子を探す。
池袋で遊ぶって行ったら、イケフクロウ前の階段上が鉄板だった。
12時になるぐらいに、シゲと聡子が現れた。
シゲはベストに、薄いピンクのカットソーと、デニム。
聡子はプルオーバーのパーカーに、花柄のミニスカート。
二人は私を見つけて笑顔になった。
ああ。
変わんないなあ。
その二人に私も自然と頬が緩む。



