LOVE School Life Ⅰ【完結】


「じゃあ、また明日ね」


わしゃわしゃと髪の毛を撫でると、秋人は満足した様に私に手を振った。
私もそれに返すと、帰路につく。


一人になって携帯を確認したら、LINE通知が一件。


【やっほー!】


…知らない名前だ。
ん?
よく見ると、名前が“SIN”。


え。これ誰ですか。


だけど、それはTOP画像を見てすぐに誰だか理解した。
結城だ。

…SINって。

つか、私教えてないのに何で知ってるわけ?


【誰ですか】


冷たくそう返すと、すぐに返信が来る。


【ベコッ!
貴方の結城新一です!】


…貴方のって。
違いますが。


【誰ですか】


再度そう送ってやると、泣きそうな結城の返信。


【ラーブー(涙)】


つか、泣いてるかも。
別に関係ないけど。