「新一ってさ、あんなじゃん?
人気だから本当に気をつけてね」

「……そ、そんなに?」

「うん、新一は皆のモノーみたいに新一も言ってるしね」

さ、最低だ。
あいつ。

「あ、有紗とか、由紀とか、翔子も好きなの?」

そう尋ねると、三人は一斉に笑いだした。
何で笑ってるのかわからなくて、私は三人を見る。


「私達は彼氏いるから」

ああ、なるほど。
そう納得したけど、次の三人の会話に私は目が飛び出そうだった。


「だけど、皆一度はヤッたことあるよね」

「うん、あるある」

「私瞬だけない」

「私もー」

「私は秋人だけ」



三人は私を置いて勝手に話を進める。

……ええええ、と。
どこから突っ込もう。



「その、あの」

「ん?」


何から聞こうか、私が戸惑いながら尋ねると有紗がにっこりとして首を傾げる。