LOVE School Life Ⅰ【完結】

あははって笑うタムっち。
爽やかそうで、少し日に焼けた顔はサッカーって言うか、運動部がばっちし似合っている。

そんなタムっちに誘われて、マネとかやったら…。
また、女にやっかまれそうなんですけど。


「…マネージャーはご遠慮しておきます」

「まじ?まあ、ゆっくり考えてよ。
それに…」

顔を近付けて、私にだけ聞こえる声でタムっちは話す。


「雪村と話してみたいってヤツがいるんだよ」

「はっ!?」

「しー!声がでかいでかい」


タムっちは慌てた顔で、人差し指を立てた。
ハッとしながら、私は肩をすくめて小さな声を出す。


「何それ」

「いや、そのまんま」


話したいヤツって…どうせ、興味本位でしょ。
噂がどこまで広まったかわからないし。

迷惑でしかないな、そういうのは。