「清ちゃん!なんか、それもダメ!」
「その手があったか、清二…」
だなんて話しているし。
って、もうさ。
集中出来ないかもしれないから、私一人で勉強していいかしら。
収束つかないまま、私達は教室へと入った。
秋人はまた来るねえって手を振りながら。
結城と本間はどっちが目の前にするか、まだ話している。
本気でアホだ。
「…あのさ、二人とも勉強しに行くんだからね?」
その声に、二人はキョトンとする。
それから
「当たり前じゃん、ラブ」
「もちろんだよ、愛ちん」
そう二人ははっきりと口にして笑った。
わかってるんだか、わかってないんだか。
「どこでもいいじゃん、席なんて」
「違う、わかってない!愛ちんは!」
「そうだ!目の前か、違うかで、月とスッポンぐらい差がある!」
「……」
もう、何も言いません。
すみません、私が悪かったです。
好きにしてください。



