LOVE School Life Ⅰ【完結】


「静かにするー!休みの日に勉強とか、俺、優等生みたいー」


…いや、学生でしょ。あんたは。


「ってわけで、秋人。いいかな?」

「…うん、あっ、新ちゃん、愛ちゃんの隣は俺だからね!
絶対隣座らせないから!!」

「彼氏とか関係ない!ラブの隣は早い者勝ちだ!」

「何を!?絶対隣には座らせねえぞ!!」


秋人は一瞬、表情を曇らせたけどすぐに結城にそう言い直った。
勝手に言ったらまずかったかな。やっぱ。

でも、私は二人きりより皆がいた方が安心と言うか。
秋人と二人は嫌なわけじゃないんだけどね。

二人だと、強引だから。秋人。
どう反応したらいいかわかんなくなる時がある。


それにしても…、言い争ってる内容がガキ過ぎる。
肩をすくめていると、今まで黙っていた本間が口を開いた。


「じゃあ、俺は目の前取るからいいやっ」


それで事態は急変。