「ああああーーーーー!!!!」
そいつは叫んでから、私達を指差す。
口を大きく開けたまま、驚いた顔をしていた。
「………結城」
昨日も会ったからね。
会うと少し思ってたよ。
隣には同じ様に驚いた顔をしている本間。
「ああ、あっきー。な、何でラブと手を、て、ってて!手を」
動揺し過ぎだ、結城。
「秋人、何で?」
そう尋ねたのは本間。
結城がこうだと、本間は冷静になるらしい。
「付き合ってるから」
「ええええええ」
「結城は一々うるさい」
「だ、だって、だ、だだ、だってラブ、だって」
だを何回言ってるんだ。
「まじなの、秋人」
「うん、まじだよ。清ちゃん。
俺が告白したんだからね」
「まじで?」
「うん」
信じられないと言った表情の二人。