「まっじでーす!」

「わー。手出すの早すぎ」

「安達、沙紀は?」

「んー。こないだ終わった」

「だから、沙紀荒れてたのか」

「荒れてたのか」

「酷かったぞ」

「でも、もうどうでもいいやあ」

「うっわ、ノロケ?うっざ、俺ロンリーなんだから」

「にしし、んじゃ、デート中なんで」


その男子達はくっそーーとか、秋人に言いながらも笑っていた。
秋人の友達と別れた後、私は彼達の後ろ姿をちらっと見る。


…友達って、こういう感じだよな。
何日か前まで普通に私も話してたのに。
なんか、ここに来て友達ってよくわからなくなっちゃった。


有紗や、由紀、翔子は友達だと思うけど。
何かあったらサクっと縁切られちゃいそうな恐怖感がある。

秋人とか、ちゃらおーずにはそんな事感じないのにな。