恋に落ちた、その先に。

「まっ、とにかく美衣が行って来いってわけ!……じゃ、行ってらー!」






そう言われて仕方なく私は橋本くんを探す。







今は放課後。





部活……もう行っちゃったかな?





そう思ってうろうろしていたら、数人の男子たちと歩く橋本くんを発見!






ギリギリセーフ!!






「はっ、橋本くんっ!」






私が呼ぶと、足を止めて振り返ってくれた。






私がこっちこっちと手招きすると、周りの友達に一言言ってからこっちに来る。







「……なに?」





「あ、うん……今、部活行くところだった?」