恋に落ちた、その先に。

「俺ら、友達じゃん。……親友じゃん。言えよ……隠すとかマジないからなっ?一人で悩んでんじゃねーってこと。見てるこっちが手助けしたくなるからwwだから……俺が手を差し出す前に言ってこいよ?恋の相談、いつでも受け付け中でーす!」






「……ふっ、…」





「あ、やっと笑ったな?おまえずっと怖いくらい暗かったからなー」






……知らねえー。





明るいわけじゃないのはたしかだけど。







___そのとき、昼休み終了を知らせるチャイムが鳴った。






「まあ……サンキュ」






「おう!……あ、…あんまり奥手だと、誰かにとられるぞ?」






そう言って陸斗は自分の席に座った。






あんまり奥手だと……か。






とられんのは……御免だ。