私は自分の教室がある階の一番隅にある、空き室へと向かった。






空き室っていうか……いや、空き室ではあるんだけど、ふつうの教室と同じように椅子や机もある。





ふだんも様々な場面で利用するから、掃除もちゃんとされてるし。





まあ、お昼をそこで食べるっていうのはあんまり聞かない話だけど。






いわゆる、隠れスポットみたいな?








「おしっ、着いた!」






私はルンルン気分でドアを開けようとした。






そのとき……。






「えっと、その……、す……好きなの!付き合って!」






え……!!?





ちょ、……えぇ!?