恋に落ちた、その先に。

なに…?





美衣は、あいつを…追いかけたってこと?





俺は直ちにその二人を追いかけて、廊下に出た。






視線の先には……




必死に誤解を解こうとする美衣と、もう聞く耳ももたない…といった様子の橋本がいた。







俺は唖然として、その光景を見ていた。







しばらくして橋本がいなくなると、美衣に俺は声をかけた。






心なしか、その目はうるんでいるように見える。






やっぱり……そういうこと、なのか…?







確かめたい。





けど、聞きたくない。