恋に落ちた、その先に。

____




「美衣ー、…そろそろ、行動に出れば?」






昼休み、聖華と教室でお弁当タイム。






「うぅん…」






聖華が「そろそろ」というのには、わけがある。






だって、あれからもう…2週間近くが経つんだから。





あれからというのも、私たち二人の中には…微妙な空気感があった。





ギクシャク…とまではいかないものの、どこかに気まずい空間が必ずあって…。







それは、たぶん周りの人でさえも分かるほどに。







できればあまり、つつかれたくはないところなのだけれど。