恋に落ちた、その先に。

「すみません。うちのメイドなので、お手柔らかにお願いします」






相沢の肩に手を置き、俺は男たちに向かって言った。






すると、そいつらはささーっと退場。






案外、気ぃ弱ぇのな。







「…ありがとう」







申し訳なさそうにする相沢。






「ったく、気をつけろよ、世の中には、あーいう奴もいるんだぞ?」






「う…ん」






「……マジ、あせった…」







気づいて、よかった。






少しでも遅かったら、なんかされてたかもしんねぇし。