恋に落ちた、その先に。

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「お帰りなさいませ♪ご主人様ぁ。お席ご案内しまぁす❤」





…まあ、私たちはメイドさんなわけで…さっきから、この調子。






「こちらがメニューになります。お決まりでしたら、お呼びください♪」






なるべくメイドさんらしく、ニコニコするように心がけている。







「…あぁぁ!疲れたぁ」






「私もー」





注文を裏方に伝えるため、厨房近くに行くと、奈々ちゃんもいた。





(厨房といっても、教室内にしきりを立てて区切っただけだけどね!)






「てゆーかさ、美衣ちゃん…上手すぎない?」





「え、なにが?」





「んー?メイドが」