好きになったのは先生でした。








しばらくすると、篠原悠が行くぞと声をかけ出口に向かて歩き出した。



私は慌てて着いて行き何も会話をせずに保健室到着。




保健室に入ると消毒液の匂いで鼻がつんっと刺激された。



「お前、名前は?」


「へっっ!?」



保健室は真ん中に置いてある長方形の机とソファーが置いてある。
私はそのソファーに腰を落とすと同時に篠原悠に声をかけられ、思わず素っ頓狂な声を出してしまった。



私が座ったソファーの左手にあるパソコン付属の机に篠原悠は座っていた。



「お前の名前は?」


パソコンから目を離し篠原悠の目が私を捉える。