冷たい上司の秘密の誘惑

「あの、紹介相手って・・・」

そっと創一を指差すと、如月常務も、創一も頷いた。


…まさかの相手に、言葉を失う。


「久保も、創一も、お互い知ってる仲だし、

今夜はとりあえず飲もうか?4人で喋ってたら、

もっと色んな事を知れるだろうしな」

そう言って如月常務が笑った。


「横、いい?」

創一がニコッと笑った。


「はい、もちろんです、どうぞ」

私も微笑み、鞄を自分の椅子の後ろに置く。


「紹介相手が、美穂ちゃんだとは思わなかったよ」

「私も三浦さんだとは思いませんでした」

そう言いあい、思わずフフッと笑った。


…和やかな時間が過ぎていく。

創一は、横にいても、何の違和感もなかった。


「あ、オレ、そろそろ、帰るよ」

「私も、如月君と一緒に帰る」

2人はアイコンタクトでもとったのか、

そんな事を言い合い、店を出ていく。


「今夜はオレの奢りな」

そう言うと、席を立ち出ていった。


「俺達も、帰ろうか?」

「そ、そうですね」

・・・二人きりにされて、初めて緊張し始める。