冷たい上司の秘密の誘惑

私はアタフタしながら、三浦さんについて行く。

「ここは私が払います、私が誘ったので」

「なにいってんの?

彼氏が、彼女にお金払わすわけないでしょ?」


「・・・」

店員の前で、怒るわけにもいかず、黙り込んだ。

三浦さんは、会計を済ませ、私を家まで送り届けた。



「美穂ちゃんの家は、ここだからね」

そう言って指差したのは、私のアパート。


「そうですね」
私はその言葉に同調する。

…篠田部長と一緒に住んでいる事は、誰も知らない。



「美穂ちゃんの家は、篠田部長の住んでるマンションなんかじゃない」

「?!」

私は目を見開いた。

・・・何でそんな事を知っているのか?


「美穂ちゃんは、オレのモノだからな。篠田部長には、

美穂ちゃんは渡さない」

…この人は、どこからどこまで知っているのか?


そんな事を、どこで知ったのか?


「オレはね、美穂ちゃんの事は、何でも知ってるよ?」

そう言って三浦さんは微笑む。


…私の中の、危険を知らせるシグナルが鳴り響いた。