冷たい上司の秘密の誘惑

「オレが、美穂ちゃんの事を本気で好きだと言っても、

その恋に賭けたい?」


「・・・ごめんなさい」


私は深々と頭を下げた。

すると、三浦さんはクスッと笑った。


「困ったな・・・この恋は、オレに諦められないんだよな」

「・・・」


「美穂ちゃんの思い通りにすればいい。

美穂ちゃんはオレじゃないんだから、美穂ちゃんが思うように。

でもな、オレも、自分の思うようにするよ。

この恋は、どうしても手に入れたいから。

最初は友達からって言ってたけど、それも今日でおしまい。

今日から、美穂ちゃんはオレの彼女」


そう言ってニッコリ微笑んだ、三浦さん。

・・・怖い、そう思った。

三浦さんの笑顔が、これほど怖いと思ったのは初めてだった。



「そ、そんな事勝手に決めないでください」

「美穂ちゃんだって、自分勝手にしてるんだから、

オレだって、自分勝手にさせてもらうよ」


そう言うと、パッと立ち上がって私の手を引き、会計に向かって歩き出した。