冷たい上司の秘密の誘惑

「呪ってやりたいほど、妬けるね」

「・・・え?」

三浦さんの言葉に、目を見開いた。


でも三浦さんは、ニコッと笑って。

「冗談だよ…でもさ、篠田部長じゃなくて、

オレの事も見てほしいよな」


「・・・」

…確かに、紹介されているにもかかわらず、

三浦さんとはちっとも進展はナシ。

それどころか、仕事仕事で、三浦さんと、連絡すら取っていなくて、

オフィスでも、違う仕事をしているせいか、

ほとんど、顔を合わせる事もなかった。


…悪いな。そう思っている。・・・色んな意味で。


正直、私は三浦さんに好意を持っていない。

先輩として、友人としては好きだけど、男性として見る事は無理。

…そう確信してしまっている。


「・・・三浦さん、今晩食事にでも行きませんか?」

「エ?・・・行くよ、美穂ちゃんの誘いなら、どこへでも」


…もちろんこの食事は、

私の気持ちを打ち明けたいから。

三浦さんを傷つけない為にも。