冷たい上司の秘密の誘惑

…すべての事情を聞き、凄く後悔した。

遅くなっても、一緒に帰るべきだった。

怖い思いをさせるくらいなら、あの時一緒に帰ればよかった。

・・・色んな気持ちが頭の中を駆け巡る。

だが、今頃そんな事を思っても遅い。


とにかく今は、美穂が安心するまで、落ち着くまで、

しっかり抱きしめてやることくらいしか、思いつかなかった。


…それからどれくらい時間が過ぎたのか?

「・・・グ~」

「「・・・」」

晩御飯も食べずに、さっきまで仕事をしてたせいで、

今頃、お腹の虫が騒ぎ始めた。

…ったく。気の利かないお腹め。


「ご、ごめんなさい、晩御飯準備するって言ってたのに、

何も用意してませんでした」

ハッとした美穂がそう言って謝った。


「ハハ、気にするな。…ピザ、頼もうか」

まだこの時間なら、やっている。…と言う事で、

配達を頼んだ。

…外のコンビにも考えたが、今外に出るのは、

美穂の気持ちを逆なでするかもしれないと思ったから。



「・・・先に、お風呂、入ってこいよ、

気分転換にもなるだろ?」

そう言ってお風呂を進めると、美穂は何度か、オレを確認しながら、

バスルームに向かう?