冷たい上司の秘密の誘惑

「私はそんな事にならないように、

本社からここに来た、社長の意向で・・・

必ず、ここを立て直す、それには貴方達、

皆さんの協力がなければできません」


「何をすればいいんですか?」

「この会社が好きなんです、私のできる事なら何でも」

…各社員達が口々にそんな事を言い出した。


篠田部長は、それを見て、ニコッと微笑んだ。

「大丈夫、貴方達にその意欲があれば、必ず立て直すことが出来ます。

私のすべてをかけて、プロジェクトを成功させます」


篠田部長の言葉に、皆から拍手が沸き起こった。

…篠田部長、貴方はやっぱり凄い人です。

…私にはもったいないくらい。


・・・かくして、プロジェクトは始動した。

各部署の割り振り。

皆、今持っている仕事と交互に進めていかなければならなかった。


残業なんて当たり前で。

でも、誰一人、愚痴をこぼすことはなかった。

…なぜなら、突然来た篠田部長が、突然送り込まれたこんな子会社の為に、

寝る間も惜しんで、仕事をしていたからだった。


篠田部長になら、どこまでもついて行く。

東京にいる時もそうだった。

どんなに厳しくても、人一倍、仕事をしている篠田部長。

誰が、グチをこぼせるか?

誰が、非協力的になれるだろうか?

そう思えるほど・・・