「あのっ!!」

「んっ…??」

背中を丸め前屈みに歩く私にこえをかけたのは…

「??…高嶺くん!?」

「たっ、崇島さん!!」

彼は驚いた顔を見せたが、すぐにいつもの穏やかな笑顔を見せた

『相変わらず、艶やかだ…』

高嶺真(タカミネシン)同じく高校2年で人の良さから男女共に大人気の人間だ。