あたしの顔は無カッタ。 いや、正確には顔はあった。 だけど本来あるべき目や口や鼻、 つまり顔のパーツが無い。 あるのはポッカリと空いた五つの穴。 「ウソ…」 あたしが声を発すると 口であったであろう穴がわずかに歪む。 …っ!醜い! あたしの顔はこんなのじゃない!! こんなのただの夢よ! こんなことは絶対に認めない!!!!