私は、運んできた大荷物をアパートの入り口に置いて、大家さんのところへ駆け寄った。




「あら、優ちゃん早かったのね。部屋はきれいに掃除してあるから。」




大家さんは私を見てにっこり笑った。




「ありがとうございます。」




大家さんは見た目は怖そうな感じだけど、手続きのときに丁寧に教えくれて、とてもやさしい人だ。




ちなみに、『大家』さんが名字だ。




「こっちよ。」




階段をのぼる大家さんについていく。




大丈夫かな…?