今日は空いているのか病院内は静かだった それがますます僕を不安にさせた 診察室から聞こえてくる他の犬の叫び声 僕はそれをかき消したくてめちゃくちゃに鳴いた 雪は「大丈夫だよ」 って言ってたけど籠のせいで雪が見えなくて安心できなかった 「みかんく~ん」 受付のおねえさんが僕の名前を呼んだ ついに僕の番だ 雪が立ち上がりかごを持ち上げた グラグラしながら僕は泣き続けた