×愛実SIDE×

「んー...」

まだ薄暗い時間帯。

a.m 5:00だ。

「あ...あの後寝ちゃったんだ。」

昨日のあの一件のあと、あたしすぐ寝ちゃった。

あ゛ー、どうせなら夢ならいいのにな。

今まで通りの日々がよかった。

そんなことを考えていると、涙が出てくる。

「ダメだ、泣くな。」

こんなことで泣いてたら愛姫なんてやっていけないじゃないか。

自分に言い聞かせるようにして放った言葉で、少し心は和らいでいた。

「よしっ!今日はみんなに報告しなきゃ!」

そうと決めたら体はすぐに動いてくれた。

お風呂に入って、準備して、今日は凪と美結と行こうと決めた。