「そうゆうことは本人たちに言ったほうがよくないですか?」
「はあ?あんたが引けよ!」
や、だからさー私が引いてもあっちから来るんだからどうしようもないじゃんかよー。
「はあ…。話になんねーな」
いや、それこっちのセリフなんですけど…。
「やっぱ実力行使しかないっしょ」
「そうだね」
「ついでに一発ずつ殴ったら体育館倉庫に閉じ込めちゃおうよ。今日どこの部活もないし。明日から土曜日だから月曜日まで助け来ないよ」
青木さん、かわいい顔してそんなブラックなこと考えちゃうの!?女子って怖いわー…。
「おい、今からあんたのちょっとかわいい顔に傷つけっから」
「あんたが悪いのよ」
「私よりブスなくせに!」
さっきから青木さんが怖い。ブスって言われたし、まあ自覚はしてますけど改めて言われるとすごい傷つく。
「悪く思うなよ!」
そう言うとリーダーさんに頬をビンタされた。


パンッ


「いったー…」
超痛いよビンタ!やばい、涙でそう…。
「次は私ね」


パンッ


今度はショートの子に殴られた。しかも爪が引っかかって頬に傷がついた。
「…っ」
泣いちゃだめだ。泣いたら負けだもん。

「最後は私ね。…あんたみたいな誰からも愛されるような女が一番むかつくのよ!!」


パンッ!!


思いっきり殴られた。今まで一番痛かった。
もう無理…。泣きそう。