次の日の昼休み。


お昼を食べようと菜月のところへ向かおうとすると、

「美緒」


「……なに優?」


つい反応が冷たくなる。



「校舎案内してくれない?」
優はあくまで笑顔。

本当は断りたいけど断る理由が見つからない



「…いいよ」



この選択が波瀾の幕開けだった。