「バレンタインといったらカレカノが異常に増えるよね」

「あら、葉月ちゃんはいないの?」

「男なんて嫌い」

「そんなんじゃモテないぞー」

「別にいい」

「かわいくねーなー」

「弥生姉こそいないの?」

「…」

「え!?弥生ちゃん好きな人いるの!?」

「悪いかよ」

「いいえ!ねぇねぇ、誰?」

「皐月姉に教えても分かんないだろ!」

「サッカー部だって」

「違う!バスケ…部…」

「バスケ部!?バスケ部なのね!」

「あぁぁぁ!葉月テメェ!」

「…単純」

「うるさい!」

「イケメン?イケメンなの?」

「…そこそこ」

「きゃー!ついに弥生ちゃんにも…!」

「で、何つくってあげるの?」

「トリュフだけど…」

「きゃー!」

「皐月姉きゃーきゃーうるさい!」

「皐月姉は彼氏いるからいいよね」

「しかもイケメン」

「そして…」

「優斗君にはもちろん本命をプレゼントするわ!」

「「ラブラブ」」

「そんなことより弥生ちゃん!そのチョコ作り私も手伝うわ!」

「あ、ヒマだから葉月も」

「…まぁ、ありがたいけど」

こうして皐月、葉月の2人は弥生の恋を応援することになった

ちなみに作戦名は

愛しのあなたとランデブーv大作戦

「ダサいし古いわ!」
 

      続く