「見てみてー!マフラー編んだのよ!」

「おお!さすが皐月姉!」

「ガサツな弥生姉とは違うね」

「葉月うるさい!で、どんなのを…って長っ!」

「えへv」

「えへvじゃなくて、何メートル編んでんだよ!?」

「んーと、10メートル!」

「ドヤ顔で言いきったね、皐月姉」

「だって気がついたらここまで編んじゃってたのよー」
 
「…もう何も言わないよ」

「ということで、」

「何がということで、だよ!!」

「みんなで車朗!」

「…え?」

「まちがえた、くるまろう!」

「…マフラーに?」

「ええ!」

「もうそこで寝てる人いるけど」

「え!?ってああ!葉月ちゃん、独り占めはずるいわ!」

「あ…ぬくぬくが」

「ついでに毛布も持ってきた!」

「ナイスよ弥生ちゃん」

「ふぁ…ぬくぬくv」

「葉月ちゃんの顔がめっちゃ可愛い~」

「赤いマフラーってのもいいなー」

「でしょー!」

「幸せー」

「ほんとー」


「ちょっとあたしも眠くなってきた…」

「私もー。今からお昼寝timeね」

「なんでそんなに発音がいいんだよ…」

「私英語は得意なのv」

「へー」

「ふぁ…おやすみ」

「おやすみー」

***

「きゃー!もう夜よ!」

「おなか減った…」

「半日間寝てたのか…」


       おわり