「ん…」

「弥生ちゃん、」

「皐月姉?急にどうしたの?」

「弥生ちゃん、葉月ちゃんと仲良くするのよ!弥生ちゃんは不器用だから一人でため込まないでね。ちゃんと葉月ちゃんと相談するのよ」

「皐月姉に相談すればいいじゃん」

「…分かった?」

「皐月姉?今日は何かあった?」

「うふふ、何もないわよ?」

「皐月姉、泣きそうな顔してる」

「ッ… 気のせいじゃないかしら」

「皐月姉こそ一人でため込まないでよ!」

「…弥生、私はねもうすぐ死んじゃうの」

「え…あはは、ナニソレ。冗談?」

「弥生、」

「うそでしょ?」

「弥生、ごめんね」

「皐月姉、ウソって言って!!」

「ごめんなさい。」

「皐月姉!!」

「弥生、葉月にも伝えて。私はあなたたちと暮らせて幸せだったわ。ありがとう」

「皐月姉いや、いやだよ、行かないで!」

***


「いやぁぁぁぁ!!!」

「弥生ちゃん!?」

「皐月姉、皐月姉!!」

「弥生姉、どうしたの?」

「やだ、いっちゃやだ、いやだよ」

「弥生姉…?」

「弥生ちゃん、私はここにいるわよ、だいじょうぶ」

「はぁ、はぁ」

***


「…という夢を見ちゃったんだけど」

「なんで葉月が見るんだよ!?」

「私死んじゃうの!?」

「しかも初夢…」

「葉月は全然出てこなかった」

「そりゃあたしがメインだったもんな!?」

「私、死ぬの!?」

「皐月姉はちょっと静かに」

「私、死「死なないよー」あ、本当!」

「皐月姉、たんじゅーん」

「葉月に言われたらおしまいよ…」

「それ言われると葉月悲しいんだけど」

「あたしがおお泣きって…」

「頭の中のメモリーに保存しておくね」

「保存すんな!」


            おわり