「無理!!絶・対・む・り!!」


 何言ってんだ、このエロ教師は。


「えー……」


「っていうか!!学校行きなさい!さようなら。」


「ちぇっ、せっかくサボれると思ったのに……」


「教師でしょーが。」


 先生は、納得してないまま「また来る」と言い残して、帰って行った。



 また、一人になっちゃった。


 暇。


 暇すぎる……



 でも。




 先生は、あたしのこと好きだった。



 き、キスまでされたし……


 あぁぁぁ!!


 思い出すだけで、顔がカァッと熱くなる。



 早く、退院したい……



 あたしは、ふとあることを思いだした。


「真心……」


 前、頼ってって言われた。


 でも、あたしは頼らなかった。


 今のあたしを見たら、真心は傷つくだろうか。


 先生のこと、言いたい。

 けれど、傷つけたくないよ。


 ……どうしよう

 あたしの心は、広い雲で覆われていった。