嘘だ。




 でも、先生の顔は、真剣っていうか、驚いていて。


「そんなこと、言ったの?」


「……うん。」


 あぁ、まさか本当に言ってたなんて。


 ヤバい、ヤバい、ヤバすぎる……


 でも、もしも本当に言ってたなら。


 認めざるを得ない。


 それが、先生に抱く感情じゃないかもしれないけれど。


 ダメでも。


 もしかしたら、先生に避けられるかもしれない。


 嫌われるかもしれない。



 でも、もう隠せないよ。


 先生に出会ってから流した涙。


 先生に出会ってから抱いた想い。


 初めて思った、守りたいっていう、誰かのために生きたいっていう、心。



 もう、隠せないから。


 もしかしたら、今日でさようならの恋かな?


 でも、伝えます。



 今まで隠していた想いは。

 積もって、積もって、積もらせた想いの行方は……



「先生が、好きです。大好きです。」



 まさかの、告白になりました。