「今日はね……私の誕生日なんだよ!?」


「……あっ。」


「サイッテ―!!いつもそうじゃん!私なんて、遊びなんでしょ!?」


 ついに我慢できなくなって、言ってしまった。


 そんなことないって、言ってもらいたかったのかもしれない。


 だけど。


「……マジで、ごめん。でも、その通り。遊びだった。最初から。」


 ……なんで。


 しかも、最初から。


 優しい言葉も、嘘なんだ。


 でも、そんなサイテーなやつを、今も好きだなんて。


 そして、私の、傷ついたプライドが更に傷つく。


「じゃあ、別れよっか」



 そう言ったのは、瞬で。



 フラれたんだ……