ダメだと分かっていたけれど。




「よし、勉強しましょうか!!」


「なんで、そんなに乗り気なんだ?罰なんだけど。」


 先生は、ため息をついた。


「まあいいや。図書室行くぞ。ここじゃ、なんだから。」


 図書室……


「えー!!」


 図書室は、嫌い。

 だって、真面目な所だし。


 メガネ、難しい本、あの、気まずい静かな空気。


 たまに、イチャつくカップルもいるけど、それはそれでムカつくし。


「教室でいいじゃん…」


「んー……分かった。じゃあ、椅子を俺の机に持って来い。」


「はーい。」


 あたしは、先生に言われた通り、椅子を持っていった。


「そうだな……まず、桜井とは上手くいってるか?」


 あれ……?

 勉強は……?


「……はい、仲良しだけど。」


「へぇ……あっ、そうだ。昨日のテレビ見た?」


 おい、いけっち。


 勉強しないといけないじゃん……


「先生、勉強しないといけないんじゃ……」


「んー、もともと勉強する気無かったし。」


「じゃあ、なんで居残らせたんですか……」


「だって、小泉の家行ったときから、あんま話してなかったから。」


 ……どういうこと?