瞬は笑ってそう言った。 「すまなかったな、二人とも。」 「いえ……」 なんか、悪いな。 有雅に守ってもらってばかりだ。 ------------------ 「あーあ、やっと辞めれると思ったのに」 「もう、まだ新任でしょ。……あたしから離れないでね。」 「フフ、可愛い。」 「それ、反則」 長い長い廊下を歩く。 誰もいない教室。 なんだか、新鮮な気持ちだ。 「ここから、始まったんだよね。」 全て、そう、ここから。 「ピロローン」 携帯が鳴る。 「実花さんだ」 「校内持ち込み禁止」