ダメだと分かっていたけれど。




 校長室に入ると、瞬と校長と、教頭がいた。



 ……やっぱり。



「並びなさい」



 校長の低く、妙に落ち着いた声が怖い。



 静かに瞬の隣に並んだ。



「これは、どういうことですか?」



 校長の手には、携帯があった。



「今日、生徒から貸してもらいました。」


 その携帯を見ると、やっぱりあの写真。


 黙るあたしとは違い、瞬は「え」なんて声を出した。


 けれど、すぐに思いついたかのように「あ」と言った。



「どうしましたか」


 教頭に聞かれると瞬は、口をゆっくりと開いた。



「これは、俺が無理やりやったことです。小泉は関係ないです。」



「……え?」



 なんで、瞬。


 そんなこと言わないでよ。


 あたしが悪いのに……


「そんなっ……」