ダメだと分かっていたけれど。



 いきなり叫んだ先生。



「なにがですか」


「確かに、動機はある。けれど、そんな回りくどいことしないわよ!私は、本人に言うタイプだし、池谷先生にあんなこと言われたら、怖くて出来ないわ!」




 ……なら?



「じゃ、3日前は誰が……」


「……3日前、確かに校舎内にいたけど、ずっとパソコンで作業してたわよ。それに3日前は、小森君も居残っていたけど」


 有雅?


 なんでそんなことになってるの?


「あなた達、幼なじみだったのよね。この前、小森君が楽しそうに言ってたわよ。ケンカしたけど、やり直したい……」


「……どういうこと?」



 先生の言葉に、耳を疑った。


「失礼しました。」


 とぼとぼと校舎を歩く。


 頭に流れた林先生の言葉。



『ケンカしたけど、やり直したい。中二のあの頃を。』


 それって、幼なじみじゃなくなった頃。



 付き合ってた時のことだ。



「どういうことなの……」


 有雅は、今あたしのことをどう思ってるの?