ダメだと分かっていたけれど。




「失礼します」


 たどり着いたのは、保健室。


 そしてそこには……



「どうしたの?」



 林先生がちゃんといた。


「これ……」



 真心から送ってもらった写真を出した。


 もちろん、あたしと瞬が抱き合っているもの。



「……それ、アピール?」


「へっ?」


 意味が分からないあたしに、先生は怒ったように続けた。


「私は、本気で池谷先生が好きだったのよ。なのに、こんなっ……」


 段々涙目になる林先生。


「だから、こんなものを広めて……?」


「へっ?」


 さっきのあたしと同じように声を発した林先生。


「だから、こんなことしたんですか!?」


 もう一度、写真を先生の目の前に出した。


「ちょ、どういうこと?」


 はあ?


「とぼけないでください。みんなに一斉送信された写真です。こんなことが出来るのって、先生くらいです。それに、放課後に残れるのも。こんなことして、瞬の気持ち考え……」


「違うわよ!!」