ダメだと分かっていたけれど。




 朝だけど、夏が近いせいかむさ苦しい風を体に当てながら、学校内を駆け回った。



 あの写真はきっと……――


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『これって……』


 真心が差し出した写真には、抱き合うあたしと瞬がいた。



 おそらく3日前。


 だから、みんながあたしを見てたんだ。


 あっ。



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 そこで、あたしは気づいた。



 あの時間、校舎に残れるのは。

 生徒のメルアドを知っているのは。


『じゃあ、もしもようにメルアドを聞きます』


 ……先生しかいない。


 そして、先生の中で最もこんなことをしそうなのは……




「林、先生。」




 ただ一人なのだ。