月曜日。



 あの後、林先生は怯えた顔をして、帰って行った。



 今日は、どんなに嫌がられても蛍に全て話したい。


 信じてもらえなくてもいいから、きちんと。



 昼休みになった。



 職員室で仕事をしているところに、桝谷先生から声をかけられた。



「池谷先生、呼ばれてますよ。」



 ん?誰だろう……



 入口へと向かった。



「……ほた……小泉」



 嘘だろう。


 小泉から来てくれるなんて。


「池谷先生。放課後、空いてますか?話が……」


「あ、うん。分かった。俺も話があって」



 もしかしたら、怒られるかも。


 いや、それだけならまだしも、嫌いとか言われたら……


 でも、絶対逃げちゃだめだから。



 蛍、伝えたい。



 今も、これからだって。





 ずっと、ずっと、愛してるから。