そんなこと、ないのに。
こんな調子で、体はボロボロ。
目の下のクマは、すごく酷くて。
髪はぼさぼさ。
お風呂には入ってるからましだけど。
ご飯もろくに食べてない。
「……起きるか。」
あたしは、ベッドから立ち上がった。
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「いってきまーす」
少し心を軽くしたかったから、外の空気を吸おうと公園へと向かった。
「……てか、ここって……」
着いた公園は、有雅と話したところだった。
自販機でお茶を買うと、ベンチに座った。
「……瞬に会いたい……」
離れてから、分かったこと。
あたしは瞬がいないと嫌なこと。
瞬がいないと、眠れないくらい寂しいこと。
悩んでたのもあったけど、何日も眠れないのは瞬と喋ってないから。


