「……先生も、合コンですか?」
「えっ、いや、ちがっ……!」
なんで、あたしはこんなにも弱いの?
すぐに、不安になっちゃう。
自信とかも、消えてしまう。
信じたいよ。
瞬のこと、心から。
今も、嘘は無いって思う。
あの、優しい笑顔。
温かい手も、全部。
けれど、心から信じられるくらいあたしはカッコよくないんだよ。
「じゃあ、失礼します。」
「えっ、待って」
あたしは頭を下げると、走り出した。
なにも考えないで、涙を流して走った。
気づくと、知らないところだった。
「ねぇ、君!!」
ぼーっと立ってると、後ろから声をかけられた。
振り向くと、ヤンキーみたいなやつが2人いた。
「……なんですか。」
「こんな遅くにひとりー?あそぼーよ」


