「有雅!話があるの」



 次の日、有雅を呼んだ。



「んっ?なに」



「後から話すから……」



「あー、分かった。」




 有雅は、全てを悟ったようにOKをしてくれた。



 放課後、一緒に帰ることになった。


 なぜなら、有雅は前に居た家に住んでいるから。


 あたしの家の斜め前だし。



 途中、小さいころによく遊んでた公園に寄った。



「うわー、ここ久しぶり」



「ねー。」



「……で?なに、話って。」



「えっと……中二のころの話なんだけど」



「……あぁ、あれか」



 あれって……


 なんでそんなに普通なの?



「有雅、なんで叩いた次の日に居なくなっちゃったの?」



 ものすごく、辛くて。


 でも、文句の一つも言えなかった。


 最初に解決しないといけないと思うんだ。