「うん。もしなんかあったら……俺に言えよ。」


「もちろん!!」


「てかさ、先生じゃなくて……」


 先生は顔を少し赤くして言った。


 うわっ、レア顔。


 写メ撮りたい……!


 そう思いながら、言った。


「瞬って呼べってこと?」


 からかったつもりだった。


 けど、先生には勝てなかった。



「当たり前。俺のこと好きなんだろ?」


「なっ!」


 先生が、意地悪そうに笑う。


「顔真っ赤。」


「うるさい……」



 くそー!



 そう思ってたら。


「蛍」


 ふいに名前を呼ばれた。


「なに……」


 先生の方を向こうと顔を上げた。


 すると


「チュッ」


 え……?


「いただきー♡」